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スポーツの秋です

この時期は秋本番,なにをするにも良い季節です。
秋といえば,スポーツの秋読書の秋芸術の秋食欲の秋などたくさんあります。

まず,スポーツの話題は,
テニス錦織圭(24)選手が,世界ランキングを5位にあげ,ロンドンで11月9日に開幕する年間成績上位8人が争う最終戦,ATPワールドツアー・ファイナルで今季を締めくくります。
1次リーグはB組で,フェデラー(スイス,2位),マリー(英,6位),ラオニッチ(カナダ,8位)と対戦しますが,一抹の不安は,全7選手との対戦成績が17勝14敗と勝ち越しているのに,初戦で対戦するマリーとは0勝3敗で,1度も勝ってないことです。
これも試練ですから,期待して見守りましょう。

ファイナルだけあって,賞金額も破格です。
出場するだけで15万5,000ドル(約1,780万円)が手に入ります。予選リーグは1勝につき同額が稼げます。5戦無敗で優勝すれば207万5,000ドル(2億3,800万円)が手に入る勘定です。

つぎは,フィギュアスケートのGPシリーズの第1戦,スケートアメリカは,米イリノイ州シカゴで10月24日に開幕,男子は町田樹(たつき,24,162cm)が優勝しました。

第2戦のスケートカナダは,ブリティッシュコロンビア州ケロワナで10月31日に開催され,男子は無良崇人(むらたかひと,23,170cm)が優勝,女子は宮原知子(16,145cm)が3位になりました。

第3戦は中国の上海で11月7日から開催され,羽生結弦(ゆづる,19,171cm)が出場します。
第1戦,第2戦と順調に来ているので,良い結果を期待しましょう。

高橋大輔(28)は引退しましたが,男子は後継者がぞくぞく出現してきて頼もしい限りです。
それにひきかえ,女子は村上佳菜子(20,162cm)が伸び悩み,今井遥(21,159cm)や本郷理華(18,166cm)もまだ完成度が低いですから,東京五輪を宮原知子一人に期待するのは荷が重いでしょう。

さて,プロ野球の日本シリーズは,守備妨害で決着するという盛り上がりに欠ける結果となりました。

ドラフト会議(新人選手選択会議)は今年も有力選手をパ・リーグのチームが交渉権を獲得するという皮肉な結果となりました。
ドラフト制度というのは,本来,チームの戦力を均衡化して面白い試合を増やす狙いがあるのに,東京にある1チームだけはドラフト指名を拒否した選手を次年度に獲得するという,野蛮な振る舞いしつづけてチーム力を強化しています。
それをいつまでも許しているという野球機構の組織力のなさが,野球の発展を阻害しています。

セ・パの交流戦も当初,ホーム(地元)3,アウェイ(敵地)3ゲームの6チームで36試合あったのを,ホーム2アウェイ2の24試合に減らし,来年は1チーム3(ホームかアウェイのどちらか)の18試合に減らすそうです。
いつも人気のセ・リーグが大敗するので,ゼロにしますか18にしますか,というような強圧的な二者択一を迫った結果なのです。

嫌になるほどの球団やリーグのエゴ(egoism,利己主義)むき出しに,そうすることで,自分で自分の首を絞めていることに気が付かないのか,と思います。

これは日本だけに限ったことではなくて,本家アメリカのMLBでもよく似た自分勝手をやっていて,これで野球がオリンピックから外されて,世界スポーツになれない大きな理由の一つだと思います。

そして,日本バスケットボール協会も情けないですね。
現在,国内にNBL(12チーム)とbjリーグ(22チーム)の2つのリーグが存在しており,FIBA(国際バスケットボール連盟)から,1国1リーグ制にするように勧告が出されていたのに,期限までに実現できず,ブラジルのリオデジャネイロ・オリンピック予選への出場が危ぶまれています。

情けない残念なことです。

もともと企業チームを中心とするJBL(8チーム)が古くからあり,統一するためにNBLというトップリーグを立ち上げましたが,企業名を残したいJBLからの参加者に対して,bjリーグが反発して,統一が実現できなかった,という経緯があります。

企業名を前面に出したいプロ野球チームと似た古い体質を残していますね。

そういう意味では,サッカーに後れを取っています。

日本のバスケットボール界から,全米のNBAに巣立とうとする若者が出てきているというのに。

それは富樫勇樹(21,167cm)選手ですが,新潟の出身で,中卒後,米国モントロス・クリスチャン高校に進学,帰国してbjリーグの秋田ノーザンハピネッツに入団,来季からダラス・マーベリックス傘下のDリーグのテキサス・レジェンズでプレイすることになっています。

これまでは田臥勇太(34,173cm)選手が2004年にNBAフェニックス・サンズと契約し,日本人として初めてのNBA選手となりましたが,4試合に出場したのみでした。

富樫選手に期待できるところは,高校時代からアメリカのバスケットボールに慣れており,ポイントガードながら,シュート力があることでしょう。

さらに,面白くないのは,女子ゴルフ大相撲ですね。

日本の女子プロゴルフの賞金ランキングは1位から3位までを韓国勢が独占しています。
それほど韓国の人たちに外貨を稼がせてあげる必要はないと思いますが,日本選手が勝てないですね。
せると弱いですね,日本選手は。逆に,とくに日本人相手にせると強いです,韓国は。

もっと面白くないのは大相撲です。
3人のモンゴル横綱に加えて,さらに逸ノ城という怪物が出現しました。
彼を見ると,50年前の東京オリンピックの柔道・無差別級のヘーシング(オランダ)対神永の試合を思い出します。
圧倒的な体力差で,技が通じずに完敗しました。

相撲は日本古来の神事から来ています。その象徴は,横綱のしめるつなは,紙垂(しで)を付けたしめなわが使われます。

神事祭りの催しであったのが,格闘技に成り下がった感があります。
たとえば,勝負がついた後に行なう,一礼が,負けた悔しさのためか,今やほとんどおざなりになってしまっています。

一度,陥ってしまった状況を改善するのは,並大抵のことではないです。
しかし,これでいいんですか,というのは多くの人たちの気持ちで,関係者は猛反省し,地道な対策を考えなければなければならないのです。

この季節の歌は,外国の曲に日本語の訳詞でなつかしい,この歌にしましょうか。

故郷の空大和田建樹・訳詞 スコットランド民謡

夕空晴れて あきかぜふき
つきかげ落ちて 鈴虫なく
おもえば遠し 故郷の空
ああわが父母(ちちはは) いかにおわす

すみゆく水に 秋萩(はぎ)たれ
玉なす露は すすきにみつ
おもえば似たり 故郷の野辺
ああわが兄弟(はらから) たれと遊ぶ

原曲はいわずとしれた “Comin Through the Rye” です。

「読書の秋」以降はつぎの機会にしましょう。

今は正しく季節の変り目,天気予報をよく聞いて,気温に合った服装をして,風邪などかからないようにしましょう。

50年前のできごと

坂井義則さんが,9月10日にお亡くなりになりました。
1945年8月6日のお生まれでしたから,まだ69歳の若さでした。
広島に原爆が投下された日に広島県三次(みよし)市で出生,400mの陸上選手でした。

1964年10月10日に開催された東京オリンピックの開会式で,若干19歳の坂井さんが聖火リレー最終ランナーとして,国立競技場の聖火台にさっそうと駆け上がっていった雄姿は,いまでも目に浮かびます。

その日のことは,NHKの北出清五郎アナウンサーの名セリフにあります。
世界中の青空を,全部東京に持ってきてしまったような,すばらしい秋日和でございます

そして,ファンファーレとオリンピックマーチで入場行進が始まりました。

ファンファーレ今井光也・作曲
オリンピックマーチ古関祐而・作曲

もう50年,半世紀も前の出来事だったんですね。

1940年に東京で開催予定だったオリンピックが,第2次世界大戦勃発のために中止,24年ぶりに,アジアで初めて,東京で開催されました。

なにしろ戦後最大のイベントでしたから,国を挙げて取り組みました。

1964年10月1日(開会式の9日前)には,東海道新幹線が開通しました。もちろんオリンピックにあわせて建設したのです。

しかし,新幹線建設の現場で210名もの殉職者を出したことはあまり知られていません。
これは,「世紀の難工事」と評された黒部ダムの殉職者数171人と比べれば,その多さを実感できるでしょう。
「1959年着工で5年余で完成したということになっているが,実は用地の買収が難航して2年近くをそのために費やしたので,実際の工事期間は3年半くらいに過ぎない」と当時の技師長は語っています。

つまり,開業9日後に始まる東京五輪に間に合わせるための突貫工事だったのです。
「全職員が夜を日に継いでの捨身の努力の結果,かろうじて所定の期日に間に合わすことができた」と『工事誌』に記されています。

東京五輪という「世紀の祭典」のために,なりふり構わず無茶をしたんですね。おおいに反省すべきところでしょう。

前年の1963年7月16日には,名神高速道路が日本初の都市間高速道路として開通しました。ただし,栗東IC~尼崎IC(71.1km)。

プロ野球もオリンピックを考慮して,前倒しで試合を消化,日本シリーズは阪神タイガース南海ホークスの関西勢の対決となりましたが,10月1日に開始,雨での順延もあり,第7戦は開会式10月10日の夜になってしまい,まったく盛上りませんでした。

このオリンピックで日本選手の獲得した金メダル数は16個,アメリカ,ソ連についで3番目でした。

最も関心を呼んだ種目は,なんといっても女子バレーボールではなかったでしょうか。

東洋の魔女」と呼ばれた女子チームは,決勝戦で宿敵ソ連を3対0のストレートで下し,金メダルを獲得しました。
なにしろそのときのTVの視聴率は66.8%を記録しました。

NHKの鈴木文弥アナウンサーがTV中継で最後のポイントのとき,
金メダルポイント!」と絶叫したことも記憶に残っています。

じつはオリンピック前年に東洋の魔女の主体「日紡貝塚」の練習を見ています。
1963年12月に池田市立体育館の竣工を記念して,練習を公開しました。
というのも,チームの一員である谷田絹子選手が池田市の出身という縁で,実現しました。
彼女は左の宮本,右の谷田といわれたエース・スパイカーでした。

しかし,えげつない練習でしたね。
鬼の大松といわれた大松博文監督のもと,回転レシーブに代表されるように守備の練習が主体で,一人の選手に長時間,何度も何度も取れそうもないようなボールを投げつけて,また逆にお仕置きのように体めがけて何回もボールをぶつけて,まるでいじめか虐待にしか見えないような練習風景でした。
これほどのことをしないと勝てないのか,と愕然としました。
現代では,人前でこんなことをやったら,監督は即刻クビで大きな社会問題になっていたことでしょう。
むかしは勝つためと言って,メチャクチャなことをやっても許されていたんですね。

じつはその谷田選手,1962年11月3日に,なんと池田市の第1回文化功労者に選ばれています。
そのとき同時に,童謡作詞家の東くめさんも文化功労者に選ばれています。こちらの方が文化の香りがしますね。

東くめ(1877-1969)さんは,和歌山県新宮出身,東京音楽学校卒,東京府立高等女学校の音楽教師を8年間務め,日本ではじめて口語による童謡を作詞,東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)教授・東基吉と結婚,夫が大阪府池田師範学校(現大阪教育大学)校長に就任したため池田市に転居,新宮市名誉市民,池田市にて没。
夫の提案により「子供の言葉による,子供が喜ぶ童謡」の作詞を2年後輩の滝廉太郎と組んで創作,滝さんは23歳で早逝しましたが,東くめさんは91歳の長寿をまっとうされました。
代表作は,
鳩ぽっぽ滝廉太郎・作曲(1901.7)幼稚園唱歌

鳩ぽっぽ 鳩ぽっぽ
ポッポ ポッポととんでこい
お寺のやねからおりてこい
豆をやるからみなたべよ
たべてもすぐにかえらずに
ポッポ ポッポとないてあそべ

 ちなみに「ぽっぽっぽ 鳩ぽっぽ」と歌うのは『』です,念のため,童謡の題名はむずかしいのです。

じつは,この年にオリンピックを実際に観戦しているのです。
まず,観戦チケットを手に入れるのが大変でした。何時間も行列しなけれが手に入りません。人気の種目を入手するのは,ほとんど不可能にちかいことでした。
父親と生まれて初めて二人で東京まで出かけました。その後もありませんでしたから,一生一度きりの旅行でした。
もちろんできたばかりの新幹線には乗らず,夜行急行『銀河』で行きました。
横浜の親戚の家に宿泊させてもらい,2つの競技,バレーボールとバスケットボールを観戦しました。もちろんどちらも男子です。
そのどちらかを観戦中に円谷がマラソンで銅をとった,という風の便りを耳にしました。
むかしの思い出です。

2020年に,ふたたび東京でオリンピックが開催されます。

1964年の東京オリンピックでは,敗戦後19年,第2次大戦からの復興と国際社会への参加を旗印に,高速道路や新幹線がつくられ,都市のインフラ(infrastructure,下部構造の意,道路・鉄道など産業基盤の社会資本のこと)が整備され,それなりの成果がありました。

しかし,このつぎに何を期待しますか?
競技用の巨大施設の建設は,必要な経費とその後の利用価値を考えると,否定的になります。
一時的な利用のために巨費を費やす時代ではありません。
競技専用ではなく,むしろ国民の健康のために利用可能な施設に転用できることが条件となるでしょう。

なにより,福島原発事故について,状況はコントロールされている,というオリンピック招致のプレゼン(presentation,口頭発表)での首相の発言で,外向けにはウソでごまかせても,国民はだれも信用していません。
国の政策としての優先順位は,何を置いても,まず事故処理を,住民補償もふくめて,国民の納得のいくような結果を出すことが第一です。オリンピックはその次です。

ところで,第17回アジア大会(仁川)が終了(9.19-10.4)し,日本の金メダル数は47個で,中国151,韓国79,についで3位の定席でした。

第1回(1951)から第8回(1978)までは日本が1位を独占,第9回(1982)に中国に抜かれ,第10回(1986)から韓国にも抜かれ,その後ずっと3位が定位置になってしまっています。

人口13.57億の中国は致し方ないとしても,人口1.27億の日本が,人口5千万に過ぎない韓国の後塵を拝するのは納得がいきません。

つぎのオリンピックではキッチリ,結果を出してもらいましょう。

美しく逞しき日本女性アスリートたち

頭の中で想像していたことと実際が違っていたということは多々あることです。

外国へ行く前になんとなく思っていたこと
1.外国の食事は問題なく食べられる
2.外国人(西欧人)はカッコいい

元来,偏食の方ではないので,なんでも食べられる,と思っていたのですが,やはり外国の食事は美味しくないのです。

長期に滞在していると,無性に日本食が食べたくなりました。
醤油味噌という最高の調味料があれば問題はないのですが。
和食がないところでは,中華で代用させることができます。
中国人は世界のあらゆるところに進出しているので助かります。

カナダ最大の都市トロントチャイナ・タウン(中華街)へ足を踏み入れると,ここはカナダか?と思います。
街の表示は漢字であふれ,音楽はテレサ・テンの歌う耳慣れた,中国語の歌でした。
現地の中国人たちが食べるレストランなので,値段も格安です。

フランスの首都パリの高級和食店では,入口を入ると,日本語で「いらっしゃいませ」と案内されます。
店内は黒い背広を着た日本人たちの日本語であふれています。
ビールはキリンビールがでます。
招待したフランス人は「ここはパリなのか?」と驚いておりました。

パリで,通勤に使う地域高速鉄道(RER)でも,パリ中心街のメトロ(地下鉄)でも,超高速列車TGVの車内でも,シャンゼリゼ通りを歩いても,職場でも,魅力的と思えるマドモアゼルには残念ながらお目にかかりませんでした。

カナダのスポーツジムでは,シャワールームで自然に目に入るのは,細い長い脚とたるんだお腹のカナダ人たちでした。
脚の長いことが必ずしも美的ではないのですね。

やっぱりカッコのいい西欧人というのは映画の中だけの虚構だったのだ,と気づきました。
日本でも,映画では美男・美女が目立ちますもんね。

さて,ここからが本題です。
女子の体操競技で
池田敬子(旧姓:田中,1933-)さんは,1954ローマの世界選手権で平均台金メダルを獲得(日本史上唯一),1964東京オリンピックで団体銅メダル,1966ドルトムントの世界選手権で段違い平行棒銀メダル個人総合銅メダル団体銅メダルと長期にわたり活躍し,日本女子体操の先駆者として,36歳までママさん選手として現役を続け,選手養成にも力をそそがれました。
その池田さんが「お尻の位置がもう一つ上にあったら」と外国選手との体型の違いを嘆いておられました。

女子フィギュアスケートの
伊藤みどり(1966-,145cm)さんは1992年アルベールビル・オリンピックの女子シングルで,世界初となるトリプル・アクセル(3回転半)を飛び,銀メダルを獲得しました。
技術点では最高点を取りましたが,芸術点では低い評価となりました。
技術は高いのに背が低かったり,スタイルが良くなかったりすると不利になるというのは,スポーツとしてはどうかと思います。

いつも思うことですが,スポーツ競技で採点によって結果の出る種目は,審判員の主観に必ず左右されるし,ときには不正が起きやすいので,納得のいかないことも少なくないのです。

しかし,その後の女子フィギュアスケート界はすごいですね。

まず,
荒川静香(1981-,166cm)さんは,2004ドルトムント世界選手権で金メダル,そして2006トリノ・オリンピックでは念願の金メダルを獲得しました。
時の首相は,すぐに祝福の国際電話を掛け,その後フリー演技に使ったプッチーニのオペラ「ツゥーランドット」を席を並べて鑑賞するという,職権乱用,越権行為もしくはパワハラを行い,ヒンシュクを買いました。

つぎに,
安藤美姫(1987-,162cm)さんは,2007東京,2011モスクワの両世界選手権で金メダルを取りました。
天才的なところがあり,反面,気まぐれなところもあって伸び悩みましたが,若いころ,公式戦で4回転を成功させています。

そして,
浅田真央(1990,163cm)さんは,2008ヨーテボリ,2010トリノ,2014さいたまの3回の世界選手権で金メダルを獲得し,2010バンクーバー・オリンピックでは惜しくも銀メダルとなりました。
2014ソチではショートプログラムで大失敗をし,フリーで完璧な演技をして,メダルには届きませんでしたが,感動させました。

荒川・安藤・浅田さんらは,各国の選手と比べても,優るとも劣らない,美しい容姿の持ち主です。

いっぽう,外国の選手を見ても,
クリスティ・ヤマグチ(日系アメリカ人,1971-)は,1992アルベールビル・オリンピックで金メダル,1991ミュンヘン,1992オークランドの両世界選手権で金メダルを取っています。

ミッシェル・クワン(中国系アメリカ人,1980-)は,1996エドモントン,1998ミネアポリス,2000ニース,2001バンクーバ,2003ワシントンDCの5回の世界選手権で金メダルを取りながら,オリンピックでは1998長野銀メダル,2002ソルトレーク銅メダルと結果が出ませんでした。

金妍児(キム・ヨナ,韓国,1990-)は2009ロサンゼルス,2013ロンドンの世界選手権で金メダル,五輪ではバンクーバー金メダルソチ銀メダルでした。
浅田と同年齢でジュニアの時代から競い合い,最終的に競い勝ったといえるのかもしれません。

男子でも
パトリック・チャン(中国系カナダ人,1990-)は2011モスクワ,2012ニース,2013ロンドンの3回の世界選手権で金メダルを取りましたが,2014ソチ五輪では銀メダルに終わりました。

もちろん
羽生結弦(はにゅう・ゆづる,1994-)が2014ソチ金メダルに輝いたのは記憶に新しいことです。

このように,日本を含む東アジアの人々が,このような結果を残しているということは,何か特別な理由があるのか,考察してみるのも面白いかもしれません。

ひとつには,東洋人特有の繊細さが生かされるスポーツなのかもしれません。
また,一つ一つの技術を時間をかけてコツコツ積み重ねて完成度を高めてゆく必要があるので,我慢強い忍耐力が求められ,それらの気質を民族的に有しているのかもしれません。

さて,女子体操やフィギュアスケートに共通する素養はなんでしょうか?

それはバレエです。
スイスのローザンヌ国際バレエコンクールは若手の登竜門として有名ですが,数々の日本人受賞者がいます。

1983 吉田都(1865-)スカラーシップ賞 ロイヤルバレエ団 元プリンシパル
1989 熊川哲也(1972-) 最優秀特別賞 ロイヤルバレエ団 元プリンシパル Kバレエ・カンパニー主宰
2000 鍛冶屋百合子(1984-) スカラーシップ賞 ヒューストン・バレエ団 ファースト・ソリスト
2001 倉永美沙(1987-) プロ研修賞 ボストン・バレエ団 プリンシパル
2012 菅井円加(1994-) プロ研修賞,コンテンポラリー賞1位 ドイツのナショナル・ユース・バレエ団
2014 二山治雄(1996-) スカラーシップ賞1位 サンフランシスコ・バレエ学校・留学予定

そのほか,今年2014年にはアメリカのジャクソン国際バレエコンクールのシニア部門で金賞の加瀬栞(1992-)や,ブルガリアのヴァルナ国際バレエコンクールのシニアとジュニア両部門でも日本人を母とするハーフの人たちが銀賞を取っています。

今後活躍が大いに期待される新進気鋭の菅井円加さんが2012年のローザンヌ国際バレエコンクールのコンテンポラリー部門でグランプリを取ったときの映像です。
現代のバレエはクラシックコンテンポラリ―に分かれており,今やヨーロッパのバレエでは自由な表現が許されるコンテンポラリーに重心が寄っています。

もちろん,バレエ・ダンサーアスリートではありませんが,バレエは身体全体を使った究極の踊りであり,いろいろな踊りやスポーツの原点となっています。

たとえば,
フィギュアスケートでは,スピードを出して滑ってきて,その勢いを利用して4回転しますが,
バレエでは,垂直に自力でジャンプして4回転して降りるダンサーがいくらでもいます。

いずれにせよ,
日本人女性が世界中で美しく,そして健気に活躍する姿を見たり,聞いたりするのは,とてもうれしいことです。

健康に過ごすということ

いきなりですが
日本の2013年の死因順位
1.悪性新生物(がん)365,000 人(昨年より4,000人増)
2.心疾患      197,000 人(昨年より1,000人増)
3.肺炎       124,000 人(昨年より1,000人増)
4.脳血管疾患    119,000 人(昨年より2,000人減)

ちなみに,1980年では
1.脳血管疾患    162,317人
2.悪性新生物(がん)161,764人
3.心疾患      123,505人

つまり,「がん」で亡くなる人が2倍以上,大幅に増えています。
現代は,2人に1人が「がん」にかかると言われますが,近年の医療技術の発展で,早期発見でのがん治療の場合は,その後の生存率が大きく改善し,治る病気となりつつあります。

脳血管疾患とは,脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血の総称ですが,減少してきているのはうれしいことです。

また
日本人の2012年の平均寿命は    1989年では
女性 86.41歳(世界1位)       81.77歳
男性 79.94歳(世界5位)       75.91歳

さらに
100歳以上の人数は(2013年)    1989年では
女性 47,606人            2,448人
男性    6,791人                630人
*計 54,397人            3,078人

この24年間で男性は10倍ですが,女性は20倍という恐ろしいほどの伸び率です。

最高齢者は女性が,大阪市住吉区の大川ミサヲ(115)さんで
男性は,さいたま市中央区の百井盛(110)さんです。

そして
誰もが願うことは,健康で長生きすることですね。
人のお世話にならないと生活ができないというのは苦痛なことです。

さいきん
糖尿病の人が,インスリン注射後に食事を取らなかったため,低血糖症状になり,意識が混濁した中で車を運転し,多くのケガ人をだすという事故がありました。

糖尿病は生活習慣病の一つですから,注意して生活すればかからなくて済む病気です。

生活習慣病とは
食習慣,運動習慣,休養,喫煙,飲酒等の生活習慣が,その発症・進行に関与する疾患群のことです。

スウェーデンにおける長年の追跡調査によれば,
生活習慣による死亡リスク
1.喫煙          1.92倍
2.糖尿病         1.64倍
3.高血圧         1.55倍
4.メタボリック症候群   1.36倍
5.高コレステロール血症  1.10倍

これらはそんなに難しいことではなくて,喫煙をやめて
適正な運動とバランスの良い食事をすることでほとんどが改善されます。

ちなみに
チンパンジーバナナはつきものですが,最近,動物園ではバナナをやらないようにしたそうです。
それは,市販のバナナは人間用に甘く作りすぎているので,チンパンジーには害になるそうです。
チンパンジー用には野生の青臭いものが良いのです。

そのように
いまや人間の生活では不自然に甘いものであふれています。
甘くないスイーツといっても自然の甘さを超えているのは明らかです。

よく
好きに生活させてくれ,健康のために我慢するなんて,まっぴら,好きなものを気にせずに食べたいだけ食べて,自由に生きたい,そのために短命でも良い,という人がいます。

まあ
そんな人にはどうぞご自由に,とは言いますが,しかし,少し気を付けるだけで,ずいぶん違ってきて,健康保険を使う確率を下げて,健全な社会となるのですが・・・。

若いころから,健康には気をつけて来ました。
喫煙も飲酒もしませんし,甘いものは一切食べません。
運動習慣も,ずーと続けて来ました。
いろいろ趣味があるようですが,本当の趣味は健康でしょう
とか
健康のためには,死んでもいいと思っているでしょう
というような冗談か揶揄かわからないようなことを言われ続けて来ましたが,それこそ気にせずに健康に過ごしてきました。

やっぱり元気で長生きできることが一番です。
元気でいれば,好きなこと,楽しいこともたくさんできます。
キーワードは「食事」と「運動」ですよ。

日本のスポーツ考

サッカーの2014 FIFAワールドカップ(6.12-7.13)はあっけない結果でしたね。
予選敗退は致し方がないとしても,もう少し楽しめるような内容を期待していました。
日本とブラジル・サンパウロの時差は12時間(もちろん日本が進んでいます),放映時間が早朝にもかかわらず高視聴率でした。

テニスのウィンブルドン選手権(全英オープンテニス)も同時期(6.23-7.6)に開催されています。
こちらは錦織圭(24)が孤軍奮闘,2回戦も快勝,らくらく3回戦に進みました。
日本とイギリスの時差は9時間,いまはサマータイムなので8時間です。
サマータイムの実施期間は国によって異なっており,ヨーロッパでは,3月最終日曜日1時から10月最終日曜日1時まで,7か月の期間です。
センターコート,No.1 コートは 1:00pmから,その他のコートは11:30amスタートです。
男・女シングルスの決勝のみ,2:00pmスタートなので,ライヴで放映するには日本時間10:00pmスタートになります。

ゴルフは松山英樹(22)がメモリアル・トーナメント(オハイオ州ダブリン,5.29-6.1)で早々とPGAツアー初優勝を果たしました。

女子ゴルフでは10代のアマチュア選手の活躍が目覚ましいです。
3月 ヨコハマタイヤPRGR 3位 森田 遥(17)高松中央高
〃    アクサ          4位 柏原明日架(18)宮崎市
4月 KKT杯バンテリン   優勝 勝みなみ(15)鹿児島高
5月 サイバーエージェント   2位 森田 遥
〃            4位 堀 琴音(18)兵庫県G連盟
〃            6位 永井花奈(17)東京日出高
女子ゴルフの将来は明るい,と楽観的に見る人と,ゴルフはプロ・アマの差が少ないスポーツなんだ,と思う人があります。

そして野球は大リーグ(MLB)で日本人投手の活躍が目立ちます。
N・ヤンキーズ  田中将大(25)11勝2敗 ERA 2.11
T・レンジャーズ   ダルビッシュ有(27)7勝4敗 ERA 2.62
B・レッドソックス    上原浩治(39)3勝1敗16S ERA 1.26
S・マリナーズ  岩隈久志(33)5勝4敗 ERA 3.48
N・ヤンキーズ  黒田博樹(39)5勝5敗 ERA 4.23
N・メッツ    松坂大輔(33)3勝2敗1S ERA 3.23
*   ERA(earned run average,防御率)

日本人投手が活躍できる理由として,フォームが整っていて美しいですね,だからコントロールがぶれないし,投球後すぐに守備体勢に入れます。

それにしても日本のプロ野球は面白くないですね。
球団の親会社のエゴが依然として通用しているという,醜悪な世界です。
自民党が地域活性化案として16球団へ増やすプランを提案しましたが,地域振興はそんなに簡単なことではないでしょう。
このままだと,発展するどころか,衰退してゆくのは目に見えています。

サッカーがJリーグを発足させるとき,プロ野球を反面教師としたのか,チーム名に親会社の名前を入れることを避け,地域名を冠し,地域との密着をはかって,成功させました。

大学野球も関心が薄いですね。
東京六大学(早稲田,慶応,明治,法政,東京,立教)や
関西学生野球(関学,関西,京都,近畿,同志社,立命館)は
入替え戦なしで自分たちだけの仲良しクループで活動しているので,切磋琢磨して向上する気配が見えなません。
とくに関西六大学は以前,入替え制をとっていたのに,東京のマネをして,旧態依然としたやり方に変えました。
東大や京大が何10連敗しても至極当然のことで,全く関心が起こりません。

高野連(日本高等学校野球連盟)も鼻息が荒いです。
夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)は朝日新聞と高野連が,春の選抜(選抜高等学校野球大会)は毎日新聞と高野連が主催し,必要以上に盛り上げています。
プロの投手でも中5日の休養を取って投げさせるのに,まだ身体が完成していない高校生に連日投げる無理を強いています。
これでは将来性のある選手を潰してしまいます。
本当に,夏の猛暑の時期に,全国から50チーム近くを一堂に集めて,短い期間に試合を消化させる必要性があるのか,再検討すべきです。
必要性があると思っているのは,高校野球人気に便乗して利益を上げようとしている人たちだけではないでしょうか。

日本の野球組織は一元化されていないため,サッカーに後れを取りました。

世界を見渡しても,野球はローカルなスポーツです。
熱心に取組んでいるのは,アメリカ,日本,メキシコ,韓国,キューバ,ドミニカ,ベネズエラ,プエルトリコぐらいでしょうか。
世界大会もWBC(World Baseball Classic)ぐらいですが,主催のMLB自体が真面目に取組んでいないので,今一盛上りません。

それに引きかえ,バスケットボールでは NBA コミッショナーのスターンは世界戦略として,バルセロナ五輪(1992)に,プロ選手の派遣を決め,引退していたマジック・ジョンソンラリー・バード,スーパースターのマイケル・ジョーダンらのいわゆる「ドリ-ム・チーム」を結成して,いちやくバスケットボール人気を世界的なものとしました。
おかげでNBAには世界中から選手が集まるようになって活性化しましたが,逆にオリンピックでアメリカが勝てない,という皮肉な結果ともなりました。

日本ではゴルフも国内で選手の養成ができていますが,私の通うスポーツクラブでもゴルフ教室が盛んで,2匹目,3匹目のドジョウをねらう親子連れでにぎわっています。

日本のテニスでは「森田正明テニス・ファンド」(2003)という森田氏の私財を投じた基金で,錦織圭らは,米ニック・ボロテリー・テニスアカデミー(フロリダ州,1972)に留学して実力を養成しました。
テニス人口の多い日本国内にそのような学校を作れないものか,と思うのであります。
テニス・スクールはたくさんありますが,学生アルバイトで賄っているようなところが大半で,本格的なスクールが日本にもほしいものです。

夏のスポーツの歌は何といってもこれで行きましょうか。
栄冠は君に輝く(全国高等学校野球大会の歌)』加賀大介・作詞 古関祐而・作曲(1948)

雲はわき光あふれて 天たかく純白のたまきょうぞ飛ぶ
若人よいざ まなじりは歓呼にこたえ
いさぎよし ほゝえむ希望
あゝ 栄冠は君に輝く

風をうち大地をけりて 悔ゆるなき白熱の力ぞ技ぞ
若人よいざ 一球に一打にかけて
青春の 賛歌をつゞれ
あゝ 栄冠は君に輝く

空をきるたまのいのちに かようもの美しくにおえる健康
若人よいざ みどり濃きしゅろの葉かざす
感激を まぶたにえがけ
あゝ 栄冠は君に輝く

加賀大介(1914-1973)石川県生まれの作詞家,朝日新聞の募集に当時の婚約者(後の妻)の名前で応募して1位になりました。
ご自分は16歳のとき,野球のケガがもとで右足を切断しました。

古関祐而(1909-1989)福島県出身の作曲家。
リムスキー・コルサコフの弟子の金須嘉之進に作曲を師事,山田耕筰の推挙で楽壇に進出,そのごクラシック畑からポピュラー畑に転身。
代表作は
鐘の鳴る丘」(菊田一夫,1947)
長崎の鐘」(サトウハチロー,1949)
君の名は」(菊田一夫,1953)
高原列車は行く」(丘灯至夫,1954)
「大阪タイガースの歌(六甲颪)」(佐藤惣之助,1936)
NHKラジオ「ひるのいこい」テーマ曲(1970)など多数。

音楽番組「オールスター家族対抗歌合戦」(1972-1984)でみせた古関さんの優しい面差しが忘れられません。

日本のスポーツ界もおおいに改善の余地があります。
スポーツ愛好家の一人として,良い方向に進んでもらいたいですね。

日本人スポーツ選手

テニスの錦織圭(にしこり・けい,24)が
スペインのマドリード・オープンでベスト4(4強)に残り,界ランキング10位以内を確定させました。
ほかの外国人選手と比べて,きわだって小柄に見える錦織選手の活躍は,快挙と言っていいでしょう。

現在の年間のランキングポイント制になってからの日本人選手では
1995年・伊達公子(25)4位
2004年・杉山愛(28)8位
があります。

しかし
もっともっと以前に世界で活躍した日本人選手がいたのをご存知ですか?
それは佐藤次郎(1908.1.5-1934.4.5)選手です。
グランドスラム大会(4大大会,全豪・全仏・全英・全米)に3回ベスト4に残っています。
1933年には世界3位にランキング(ただし,現在のようなポイント制ではなく,評論家ウォリス・マイヤーズが選定)されました。
しかし
この当時の日本では,個人戦よりも団体戦のデビスカップの方が優先される時代でした。
責任感の人一倍強かった佐藤は,逆にそのプレッシャーの過大さゆえにデ杯では好成績を残せず,まわりから非難されました。

そしてついに
1934年4月5日,ヨーロッパ遠征からの帰途,マレーシアのマラッカ海峡にて「箱根丸」から投身自殺をしたのでした。

この悲劇の系図は
1964年・東京オリンピッに引き継がれるのです。
マラソンの円谷幸吉自衛隊員,1940.5.13-1968.1.9)は堂々の3位・銅メダルを獲得しました。
しかし,ゴールの国立競技場に2位で入って来たのに,イギリスのヒートリーに直前で抜かれたのが,かなり悔しかったようです。
当然のこと,つぎにメキシコでは「金メダル」を,と期待されました。
ですが,ついに
「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」という遺書を残して,自殺しました。

ところで
1936年・ベルリンオリンピックの200m平泳ぎで,前畑秀子(1914.5.20-1995.2.24)がドイツ選手とデッドヒートする際に,NHKアナウンサー河西三省がラジオ中継で
前畑がんばれ!」を絶叫して連呼したのが話題になりました。

ナチス独裁下のベルリンで,前畑選手は見事金メダルに輝きました。
めでたし,めでたし。
でも
最近の放送は,実況ではなくて既に応援放送になってしまっていますから,むしろ元テニス選手の「熱い男」が登場したりすると,逆にこちらが興ざめで「冷えて」しまって放送を変えたりしてしまいます。

いっぽう
1948年・ロンドンオリンピックには敗戦国の日本は出場できませんでした。
オリンピック水泳の決勝と日本選手権を同日に開き,古橋広之進(1928.9.16-2009.8.2)は400mと1500m自由形で,金メダリストの記録と当時の世界記録のどちらをも上回りました。
しかし
つぎの1952年・ヘルシンキオリンピックに出場しますが,選手としてのピークを過ぎていたことと,アメーバ赤痢に罹患して発病しており,本番の400m自由形では8位に終わりました。
そのとき
NHKの飯田次男アナウンサーは
「日本の皆さん、どうか古橋を責めないでやって下さい。古橋の活躍なくして戦後の日本の発展は有り得なかったのであります。古橋に有難うを言ってあげて下さい」
と日本に向けて放送したのでした。

さいきん
明治天皇の玄孫(孫の孫,やしゃご)とかいう人が,オリンピック選手に対して
「メダルをかむ行為はするな」
「国歌が流れる際には聴くのではなくて歌え,直立不動で」
「思い出になったとか,楽しかったとかはありえない」
のような発言をしていますが,前述のような過去の歴史を踏まえて仰っているのでしょうか。
天皇家につながるような人が,一般国民の自由な行動にイチャモンを付けるのは,それこそふさわしくない行為だと思います。

私としては
河西さんの熱い応援よりも飯田さんの思いやりのある表現の方に好感がもてます。

現在も日本選手が世界で大活躍しています。
米・大リーグで
レンジャーズのダルビッシュ有(27)は2度目の9回2死までノーヒットでした。
ヤンキースの田中将大(25)は開幕から無傷の5連勝です。
田中の試合時の修正能力はすばらしく見事で,実際の脳の働きは若妻ともども不明ですが,野球脳が優れていることだけは疑いもないようです。

スポーツは楽しむものです。
阿波踊りの文句に「踊るアホウに 見るアホウ 同じアホなら 踊らにゃなソンソン」とあるように
スポーツも見るより,やる方が数倍楽しいです。
この新緑の季節はスポーツにも最適です。
紫外線に気を付けて大いに楽しみましょう。

コイの季節

恋の季節は「わっすれられないのー」ですが,鯉の季節は「こどもの日」です。
いくつもあるなかで,いちばん勇壮なのは
「鯉のぼり」作詞は不詳 作曲:弘田龍太郎(文部省唱歌)

甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり

開ける広き 其の口に
舟をも吞(の)まん 様見えて
ゆたかに振う 尾鰭(おひれ)には
物に動ぜぬ 姿あり

つぎのYouTubeで聴けます。

つぎのコイの季節は
広島東洋カープはいったいどうしたんですか
今年は強すぎですね!
現在(5月1日時点)でセ・リーグの堂々トップです。
なにしろ前健を筆頭に先発投手陣が素晴らしいところに,4番のエルドレッドという外人が打率もホームランもすごい。
例年,開幕後に好調でも,なぜか5月以降急に低迷し,「鯉のぼり」をしまい込むと「カープの季節」は終了,などと散々に言われていました。
このまま突っ走るのでしょうか?

でも
2位の阪神タイガースも良いんじゃないですか。
投手陣は明らかに広島より数段落ちますが,打撃はそれ以上ですよ。
その中心が新4番ゴメス。
開幕前までは,オープン戦に全く良いところがなくて,「打てなくて,ゴメんス」」という自虐派の虎ファンがダジャレを言うはずの予測を,良い方に裏切ってくれました。

ところが
お金をかけて補強しているはずの東の方のチームはなかなか浮上せず

江戸っ子は
皐月(さつき)の鯉の吹流し
口先ばかりで
腸(はらわた)は無し

という狂歌のように,老害代表の爺さんがいくら吠えてみても,このざまではねェ。

五月は新緑のよい季節です。
紫外線には気を付けて,屋外でスポーツを楽しみましょう。