海の季節

は地球上の陸地以外の部分で,塩水をたたえたところで,地球表面積の70.8%を占めています。

日本はご存知のように,オホーツク海,日本海,太平洋,東シナ海の4つの海に囲まれています。

したがって,日本語で単に「りょうし」といえば「漁師」をさすことが多く,山でカリをする人を「山りょうし」「猟師」と区別します。

7月21日は「海の日」です。
当初は,7月20日でしたが,いわゆる「ハッピーマンディ制度」により,7月の第3月曜日になりました。

ちなみに
その他のハッピーマンディは
成人の日(1月第3月曜日)1999年までは1月15日
敬老の日(9月第3月曜日)2003年までは9月15日
体育の日(10月第2月曜日)2000年までは10月10日(1964年東京オリンピックの開会式の日)

NHKの北出清五郎アナウンサの名セリフ
世界中の秋晴れを,全部東京に持ってきたような素晴らしい秋日和であります」のような快晴の日でした。

ちなみに
成人の日」は本来,前年の成人の日の翌日から,その年の成人の日までに誕生日を迎えた人を祝う日でしたが,最近では,前年の4月2日から,その年の4月1日に成人になる人を式典参加する学齢方式が多くなってきています。

また
文化の日」11月3日は,元来,明治天皇の誕生日であり,かつては「天長節」「明治節」と称されてきました。
1946年(昭和21年)日本国憲法が発布されたのはこの日であり(半年後の5月3日に施行),日本国憲法が「平和」と「文化」を重視していることから「文化の日」と命名されました。

日本の祝日は年間15日に及びます。
これは世界各国と比べて最右翼といってよいほど多いのですが,有給休暇の消費率が低いため,年間の実際の休日日数では世界で20位とあまり高くありません。

そのせいか
政府はさらに「山の日」8月10日を制定し,2016年から実施します。

海の歌といえば,勇壮なこの歌でしょうか。
歌詞が難しいので,教科書から外されたといういわくつきの歌でもあります。
しかし難しくても日本語ですから,ていねいに説明すればわかりますし,言葉の文化も継承されていきます。
われは海の子』作詞・作曲者不詳 尋常小学読本唱歌(1910)

我は海の子白浪(しらなみ)の さわぐいそべの松原に
煙たなびくとまやこそ 我がなつかしき住家(すみか)なれ

生まれてしほに浴(ゆあみ)して 浪を子守の歌と聞き
千里寄せくる海の氣を 吸ひてわらべとなりにけり

高く鼻つくいその香に 不斷の花のかをりあり
なぎさの松に吹く風を いみじき樂(がく)と我は聞く

とまや(苫屋とは,苫(とま)で屋根をふいた粗末な小屋,のことです。

歌詞は7番までありますが,7番の
「いで軍艦に乗組みて我は護らん海の国」という歌詞が平和の国の歌としてふさわしくないとして,戦後,GHQ(general head-quarters,総司令部)の指摘により削られました。

そんなことではへこたれない強さがこの歌にはあります。

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